アートを通して自分に触れる

アートセラピー(芸術療法)はカウンセリングの現場でも用いられる心理療法の一つ。アート、つまり創作活動の中で自由に自分を表現します。

アートそのものがもっているセラピー効果(表現・画材・触れあい)や、アートを通した人との交流の中で自分自身を表現し、本当の感情に触れていきます。

アートセラピーは、手や目や脳の感覚を刺激することにより五感の活性化にもつながるため、子どもの情操教育や、高齢者の介護予防・レクレーションなどにも取り入れられています。

うまくなくてもいい、作らなくてもいい

「アート」と言っても特別なものではありません。
色えんぴつで紙に色をぬるだけでいい、粘土をこねるだけでいい、色紙をちぎって紙にはるだけでもいい。

何もしたくなければ、しなくてもいいのです。

強要されるのではなく、自分の手で自分が作りたい時に作りたい物を作る。
それがアートセラピーです。

「自分は絵がヘタだから…」
「もう何年も絵を描いてないし…」
「人に見せるのが恥ずかしい…」
と言う人もいるでしょう。

うまく描く必要なんてありません。
人に見せなくてもOKです。

時間が少しあいた時、ペンをにぎり気の向くままに色をぬってみましょう。その中に表れたもの、それがアートセラピーです。

アートセラピーと芸術療法

アートセラピーを翻訳すると芸術療法ですが、芸術というと敷居が高いため、そのまま「アートセラピー」と呼ばれることが多いです。

アートセラピーで扱うのは絵画だけではありません。欧米を起源とするアートセラピーでは、絵画はもちろん、粘土、箱庭、音楽、ダンス、ムーブメントなど、自分を表現する芸術全般を扱います。

アートセラピーを明確に分類する場合、絵画を中心としたものをアートセラピー(Art Therapy)と呼び、音楽やダンスなどの自己表現も含むものをアーツセラピー(Arts Therapy)表現アートセラピーと呼びます。