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潰される独創性
自由工作キット
デパートで「自由工作キット」というものが売られているのを見て悲しくなりました。
自由工作キットというのは、自由工作を作るための材料が一式揃えられた商品です。自由工作といえば夏休みの宿題の代表の一つで、私が小学生の頃もありました。
まず何を作るかを考え、家に使える材料がないかを探し、なければ近所からもらったりもしました。もちろんどうしても身近にないものは買ってもらっていました。
何でも買える時代
今は何でも買える時代になったんですね。
試しに自由工作キットを一つ買って帰ってきました。まず箱を開けると、出てくるのが完成品の写真。そこにいきつくまでの組立図。そして必要なだけの材料。ボンドまで入っています。
組立図の通りに作っていくと確かに完成度の高いものができあがりました。なんと貯金箱にもなっています。
自由工作とは?
小学校の先生方は自分の生徒がこれを作って持って来た時、自由工作として認めるのでしょうか?私の印象では市販のプラモデルを作って自由工作として提出しているような感じがします。
始めから全てが揃っているキットを買えば確かにラクです。そこから学べることももちろんあるでしょう。組立図(マニュアル)通りに作る集中力、ボンドのつけ方、完成の充実感も味わえるかもしれません。しかしこの方法では、道具や材料の使い方を工夫したり、完成品を想像したりするといった独創性が育ちにくいと思います。
マニュアルと独創性
こういった商品を売るなとは言えません。売る方も商売ですから。しかし、子どもを持つ親御さんには、自分の子どもがマニュアル通りにしか物を作れない人間に育って欲しくないのなら、こういったものは買い与えないで欲しいと思います。




