不思議!?子どもの絵
子どもの絵に表れるもの
子どもの絵の中には不思議がたくさんつまっています。
…虹色の海…家より大きなヒト…中が透き通っているバス…
大人の常識からすれば大きさ・設定などがムチャクチャなものもあります。これら、子どもの絵の不思議はいったいどこから来るのでしょうか?
子どもは感情のままに絵を描きます。感じたままに色を置いたり、興味の大きなものをそのまま大きく描いたり、バスにヒトが乗っていることを言いたい時に、バスの上からヒトを描いたり。
- 子どもの絵には・・・
- 子どもの絵には、その子の感情が表れています。
- 子どもの絵には、その子の創造力が表れています。
- 子どもの絵には、その子の興味の対象が表れています。
- 子どもの絵には、その子の伸びかけている能力が表れています。
つまり、
子どもの絵には、その子の可能性が表れているのです。
子どもの発達はらせん状に進みます。
集中力が伸びる時があれば、社会性が伸びる時もある。
色々な能力が順々に、その子のペースで伸びていくのです。
それはまるでらせん階段をのぼっているようです。
時には成長が止まったように見えるときがあります。
きっとそれは階段の踊り場で休憩している時。
そこで力を蓄えて、新たな一歩を踏み出す準備をしている時です。
せかさず、その子のペースを大切にしてあげましょう。
子どもの絵を修正しないでください。
「海は青でしょ!」「ヒトは家より大きなわけないでしょ!」「バスに乗っているヒトが見えるのはおかしいでしょ!」
これらの修正により、せっかく芽生えた子どもの可能性を摘み取ってしまうことになります。
もちろん、能力の未熟さからくる絵の特徴もあります。
遠近法・恒常性・アニミズム・神経や筋力の未発達など。
これらは大人が教えなくても子どもは自然に身に付けていきます。
むしろ子どものペースを無視して教え込もうとすると、必ず無理がたたります。
能力の発達につれ絵にも細かな表現や三次元の取り入れなど、その発達段階に応じた表現が表れます。
子どもの絵と心理学
人は成長するにつれ、知識や常識を身につけます。
それは逆にいうと、自由な表現をしにくくなるということ。
その分子どもは大人より無意識の世界に近い、と言われます。
無意識、つまり心の奥底。
常識にしばられない、イメージの世界。
子どもの絵にはその子のイメージの世界が広がっているのです。それはまるで夢のようです。
絵と心の関係の研究に、子どもの絵が使われることが多いのはこのためです。
子どもと絵画教室
子どもに絵を教える事が良くないとしたら、子ども自身が「絵を学びたい」と言った時はどうすればよいのでしょう。もちろん、子ども自身が学びたいと思った時に良い先生に出会えることは素晴らしいことです。
自分が学びたい時にこそ、多くのことを吸収し、能力は飛躍的に伸びます。
教育は外から強制的に与えられるものではありません。
私達がしなければいけないことは、子どもに絵の技法を詰め込むことではなく、子どもが自由に絵を描ける環境を整え、子どもの権利を尊重していくことです。
子どもの絵との接し方
- 絵は子ども自身の分身です
- 子どもの絵に点数をつけない。
- 子どもの絵の描き方に指図をしない。
- 絵は大切に取り扱う。子どもの絵はその子自身の分身です。
色々描きましたが、これらにこだわってガチガチになる必要はありません。大切なのは、子どもと一緒に絵の世界を味わうことだと思います。
大人は子どもの絵を評価する存在じゃない。
対等に、いっしょに楽しむ存在であればいいのです。
子どもの絵はワンダーランド。子どもの絵からはいろいろなものが生まれてきます。その全てが子ども自身が養っていく成長の芽と言えるでしょう。








