テーマ「いつもとちがう色で絵を描く」

テーマ「いつもとちがう色で絵を描く」

先日の交流会で取り組んだのが
「いつもとちがう色で絵を描く」というテーマでした。

ふだん絵を描くとき
よく使う色ってありませんか。

描く時のリズムというのかな?
心のクセというのかな?

パステルの色を見て自由に選んだつもりでも、
無意識に”いつもの色”を選んでいることがあります。

色選びを”偶然”にまかせてみよう

そこで今回はパステルを見ずに色を選んでみました。
隣の人とペアになり目をつぶって色を選びます。

選ぶ色は3色。
描くときに色を足してもOKですが
メインに使うのは始めの3色とします。

ぼくが目をつぶって選んだ色は
薄いグレー、ブラウン、ブルーの3色…
ほとんど使わない薄いグレーにとまどいました。

薄いグレーとブラウンとブルーのパステル

薄いグレーのパステルをメインに描く

でもせっかくだし、
この薄いグレーをメインに描いてみようと思いました。

ブラウンで浮かぶのは木の幹…

ブルーは、空や…水かな…

そしたら、薄いグレーは…。う~ん。

薄いグレーを使って白い木を描こうかとも思いましたが、なんとなくさびしい感じがして、今日の気分に合わない。。。それにもっとグレーをメインにしたい!

ここで、昨日の夜に子どもとしたお話を思い出しました。

「パパー、なんで満月は白いの?」

そう、昨日はきれいな満月でした
・・・!?

そうだ!満月を描こう!
薄いグレーとブラウンで満月を描いてみよう

そして、できたのがこの作品です。

薄いグレーが手に触れたから 白い満月を描きました

タイトルは
『薄いグレーが手に触れたから 白い満月を描きました』

お気に入りです^^

いつもとちがう色が心のクセをはずす

パステルはきれいな色がたくさんあるので、今まで、グレーをメインにしようとは思いませんでした。

今回、ふだん使わない色を中心に考えていくことで、いつもとはちがう回路をとおって、イメージが広がっていくのを感じました。

偶然に選んだ色。このちょっとした刺激が、心のクセをはずし、心を自由にしてくれました。

みなさんの作品

同じテーマで描いたみなさんの作品です。

パステルシャインアート交流会

今回のテーマはLa cachetteのAkiko*さんが提案してくださいました。
こころねのMikaさんもこの日の感想を書かれています。

ありがとうございました。

参考文献・おすすめの本

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高橋依子、牧瀬英幹/描画療法のさまざまな実践について、章ごとに1つずつ徹底解説。適応の見極め、導入の手順、描画の解釈などの基本的な進め方、細かい工夫や注意点などを、事例をあげながら具体的・実践的に説明する。