『藤の夢』フラワーオブライフの幽玄な光(四季の花を愉しむ曼荼羅スクラッチアート)

藤の夢(四季の花を愉しむ曼荼羅スクラッチアート)

先日販売となりました自著『四季の花を愉しむ曼荼羅(自律神経を整えるスクラッチアート)』より、個々の作品を紹介させていただきたいと思います。

今回は『藤の夢』
10作品の中で最初に手掛けた作品です。

スクラッチアート『藤の夢』

今回のテーマ「四季折々の花曼荼羅」をイメージした時に、はじめに浮かんだのが藤の花でした。

暗闇に映し出される藤のライトアップをご覧になったことはありますでしょうか?あの幻想的な世界をスクラッチアートの黒を活かして表現したいと思いました。

藤の花のライトアップ

真っ暗な藤の森を照らす、
神秘的なフラワーオブライフの輝き。

この幽玄な光に『藤の夢』というタイトルをつけました。

スクラッチアートの削り方

スクラッチアートの削り方

スクラッチアートは、模様が描かれた黒いスクラッチ面があり、模様にそって削ることで下の模様を浮かび上がらせるアートです。

上の写真のようにオレンジの線がもともとあり、線を削ったことで藤の紫色やフラワーオブライフの青色が見えてきます。

削り方は自由ですが、『藤の夢』の場合、中央のフラワーオブライフの方が線が均一で削りやすいと思います。

スクラッチを削ると黒いくずが出るので、小さな刷毛があると便利です。僕は100円ショップで買ったメイクブラシを使っています。

スクラッチアートは線にそって削るのが基本ですが、線の内側を削ってみたり、何もないところに好きな模様を削ってみるのもおもしろいですよ!

線にそって削った作品がこちら。

藤の夢(四季の花を愉しむ曼荼羅スクラッチアート)

こちらが模様をプラスした
キラキラバージョンです☆

藤の夢(四季の花を愉しむ曼荼羅スクラッチアート)

「藤」の意味と花言葉

「桜が終われば藤が咲く」と言うように藤は春の花です。

古事記や万葉集にも多く登場し、気品のある高貴な花として、日本人に愛されてきました。

藤は小さな花をたくさんつけて、他の樹木に絡みながら蔓を伸ばしていく様子から「長寿」や「子孫繁栄」の象徴とされます。

また「フジ」の言葉の響きが「不死・不二・無事」に似ていることから、魔除けや厄除けの意味でも使われてきました。

日本の伝統模様にもなっており、着物や帯の柄としても人気の花です。

藤の花

藤の花言葉は
「やさしさ」
「恋に酔う」
「歓迎」
「決して離れない」

美しいだけでなく、どこか神秘的な魅力を感じさせる花です。

「フラワーオブライフ」の意味

フラワーオブライフ(Flower of Life)

フラワーオブライフ(FLower of Life)とは、二重の円と、交わった19個の円で表現される神聖幾何学模様のひとつです。

「生命の花」ともよばれるこの模様には、様々な形が隠れており「生命のサイクル」を表しているともいわれます。

和風のようで洋風でもある、不思議な模様ですね。

実際にフラワーオブライフの模様は、古代より世界各地で使われています。

四季の花を愉しむ曼荼羅スクラッチアート

スクラッチアートの制作のきっかけや作品に込めた想いは、こちらの記事をご覧いただければと思います。

書店やオンラインストアで購入することができますので、どうぞよろしくお願い致します。

自律神経を整えるスクラッチアート
四季の花を愉しむ曼荼羅

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