人物画テスト

人物画テストとは

人物画テストとは、人の絵を描くことでクライエントの人格や心的状態を把握する描画テストです。

木の絵を描く「バウムテスト」などと比べると、人物画は直接的であるため、比較的意識化された自己像や欲求・感情が表れやすいテストです。

単なる人物画だけでなく、人数や属性などの課題を設けることで、たくさんの種類の人物画テストがあります。

例えば、男性と女性を描いたり、母と子を描いたり、雨の中の人物を描くテスト(雨中人物画法)もあります。
※「雨中人物画法」では、雨=ストレス、傘=防衛様式、人物=自己を表します。

知能テストから心理テストへ

人物画テストは、もともと知能テストとして開発されました。
有名なものにGoodenough(1926)のDAM(Draw-A-Man)があります。

その後、人物画テストは知能だけでなく、パーソナリティの把握にも活かせることがわかり、心理テストとして世界に広がりました。
HTPテストや家族画テストの誕生にもつながっています。

グッドイナフ人物画知能検査

知能検査として人物画は、日本では「グッドイナフ人物画知能検査」として標準化されています。

身体部分の数・身体部分の比率・接続場所の正しさなどの50項目を採点し、描画発達年齢と生活年齢の差から知能年齢を算出することができます。

人物画テストの発展形

・家族画テスト:自分の家族、または一般的な家族を描く
・動的家族画テスト:家族が何かをしている様子を描く
・合同家族画テスト:家族といっしょに1つの家族画を描く
・動的学校画テスト:自分が学校で何かをしている様子を描く