アートセラピーの分類
当サイトでは広い意味での「アートセラピー」を紹介しており、アート(創作)を用いたセラピーだけでなく、音楽やダンスといった”表現”を扱うセラピーをまとめてアートセラピーと呼んでいます。
セラピーのレベルも、精神科などでの「心理療法」としてのアートセラピーから、「ヒーリング・メンタルケア」としてのアートセラピーまで、明確に区別することなく、アートによるセラピーとして紹介してきました。
アートセラピーに限らず、日本ではセラピーの意味が曖昧で、医療としてのセラピーから、癒しとしてのセラピーまで、ひとくくりにして扱われています。この曖昧な状況が、アートセラピーを理解する際に、いろいろな混乱を招いているようにも思います。
こういったセラピーにまつわる混乱をなくしていくためにも、日本で主に扱われるアートセラピーの分類を紹介していきます。
アートセラピー
アートセラピーを「アーセラピー/アーツセラピー/表現アートセラピー」と明確に分類する場合、アートセラピーとは「視覚芸術」を用いた心理療法を指します。
つまり、同じアートでも、ダンスや音楽などの目に見えない形の芸術は用いず、絵画や箱庭・コラージュなどの形として目に見える芸術活動を通したセラピーのことです。
アーツセラピー
アーツとはアートの複数形(Arts)を意味し、視覚芸術に限らず、イメージやボディワークなど、幅広い芸術を取り入れたセラピーです。
アーツセラピーという響きが日本人になじみにくいことから、日本ではアートセラピーとアーツセラピーの区別はあいまいになっていますが、海外ではArtとArtsは明確に別のものとして扱われます。
表現アートセラピー
表現アートセラピーもアーツセラピーのように様々な芸術を扱います。表現アートセラピーも海外で生まれたセラピーですが、正式な和訳は「表現アーツセラピー」となります。※ここでは日本でなじみやすい「表現アートセラピー」とよびます。
アーツセラピーでは複数の芸術を扱いながらも、それぞれの表現方法が比較的独立しているのに対し、表現アートセラピーはひとつのワークの中で複数の表現方法を相互に組み合わせながら進めていきます。
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